英語が生まれた国であり長い歴史を持つイギリスには、古くから伝わることわざが多くあります。
その中でも、我々日本人にも非常に共感できる意味を持つことわざも、たくさん存在しているのです。
ということで、今回は、私達の人生をより豊かにしてくれるであろう、25個の厳選したイギリス特有のことわざをご紹介いたします!
なお、最後の「まとめ」では、皆さんの役に立つちょっとしたオトク情報もプレゼントしてますよ♪
人間関係・恋愛に関することわざ
1. The best of friends must part.
「最愛の友であっても、必ず別れが来る」
どれだけ深い関係性であっても、いつか絶体に別れる日が来るということですね。逆に言えば、いつ別れても良いように、普段から真摯な態度で相手に接することの大切さを説いていることわざと言えるでしょう。
2. Old friends and old wine are best.
「友達とぶどう酒は古いほど良い」
旧友というのはかけがえのないものなので、その友情を大切にしましょうという意味のことわざですね。ワインと例えているあたりがイギリスならではと言えそうですが、日本で言えば日本酒や醤油などが当てはまりそうでしょうか。
3. A false friend is more dangerous than an open enemy.
「偽りの友は、正直な敵より危険である」
嘘や偽善を伴う友情の危険さを教えてくれる表現と言えるでしょう。日本でも「嘘つきは泥棒の始まり」ということわざがありますが、それ以上に厳しいニュアンスで、嘘をつくことに対して警鐘を鳴らしています。
4. Wear a smile and have friends; wear a scowl and have wrinkles.
「笑顔でいれば友人ができ、しかめっ面をしていればシワができる」
自分から笑顔で人に接する事の大切さを教えてくれることわざになります。眉間にシワを寄せ続ける孤独な人生か、笑顔と豊かな人間関係に囲まれた人生か、あなたならどちらを選びますか?
5.Marriage is the tomb of love.
「結婚とは恋愛の墓場である」
結婚することの責任について考えさせられる言葉です。ただの恋人であればロマンスに夢中であっても許されますが、結婚するということは楽しい事ばかりでなく、多くの困難を二人で乗り越える必要がありますよね。
6. Better be single than ill married.
「不幸な結婚をするより、独身でいる方がよい」
「結婚=幸せ」とは限らないことを教えてくれることわざと言えるでしょう。結婚相手を慎重に選ばなければ悲惨な夫婦生活になりかねない上に、そもそも結婚自体にも向き不向きがありますからね。
教訓・啓発系のことわざ
7. Empty vessels make the most noise.
「空っぽの入れ物が、最も大きな音をたてる」
声が大きくうるさい人ほど話の内容が薄いという意味で用いられます。日本で言う「弱いものほどよく吠える」という表現と似たようなニュアンスですね。
8. Don’t put all your eggs in one basket.
「全ての卵を一つのかごに入れようとするな」
リスク分散することの大切さを指し示した表現です。たとえば収入源を分散したり、保有資産をいくつかの形で分けておくことは賢く生きる上で大切な手段と言えるでしょう。
9. You travel on until you return home; you live on until you return to earth.
「人は旅をするが最後は我が家へ帰る、人は人生を生きてやがては大地へ還る」
このことわざの解釈としては、「死というものは決して悲しい事ではなくこの世のあるべき姿である」ということを伝えてくれているのでしょう。死別の悲しさを和らげてくれる優しく安心な気持ちを与えてくれる言葉ですね。
10. Pardoning the bad is injuring the good.
「悪人を許すのは、善人を害するのと同じだ」
悪事をした者を徹底的に罰することの必要性を伝えることわざです。悪人を見て見ぬふりで野放しにしておくことは、他の人への危害に繋がりますからね。
11. Experience without learning is better than learning without experience.
「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」
ただ単に言葉として理解しただけでは意味がないことはたくさんありますよね。日本のことわざで言えば、「百聞は一見に如かず」や「習うより慣れよ」という表現と似たニュアンスを持つことわざといえるでしょう。
12.After it leaves, happiness shoots light.
「幸せは、手元から去った後に光輝く」
「本当に大切なものは失って初めて気づく」という格言に近い表現ですね。普段の日常の中に隠れている当たり前の物事にこそ幸せが眠っているという意味で、「足るを知る」ことの大切さを伝えることわざと言えるでしょう。
13. Sleep is better than medicine.
「睡眠は薬に勝る」
睡眠が美容と健康の基本であることには皆さん賛同できますよね。睡眠不足で崩した体調を、薬で何とかしようとする愚かさを揶揄している、多くの現代人にとって耳が痛くなることわざとも言えます。
14. As soon as man is born he begins to die.
「生まれてすぐに、人は死に始める」
誰しも死から逃れられないという意味で、非常に鋭い表現ですね。かけがえのない人生に悔いを残さないために、精一杯生きる事への決意をもたらすことわざではないでしょうか。
15.Eat to live; do not live to eat.
「食べるために生きるな、生きるために食べよ」
手段と目的が逆になってしまう事に警鐘を鳴らしている表現と言えるでしょう。特にお金を稼ぐこと自体が目的になることで幸せを見失いがちな、現代に生きる我々には強く響くことわざですね。
16. Lean liberty is better than fat slavery.
「痩せた自由は、肥えた奴隷に勝る」
お金と心の自由を天秤にかけ、どちらを取るのが良いかを説いていることわざです。物質的に豊かな生活であっても、心が貧しければ意味がないことを教えてくれているとも言えますね。
17. A stumble may prevent a fall.
「つまずくことが、転落することを防いでくれる」
小さな失敗が大きな失敗を防いでくれるという意味ですね。日本にある「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざと同じようなニュアンスを持つ表現と言えるでしょう。
18. Handsome is that handsome does.
「行いが美しい者は、姿見た目も美しい」
このことわざは、自分の内側を磨けば、自ずと外見にもそれが表れるという意味で使われます。それとは逆に、見栄えばかりを気にして中身が全く伴っていないことへの注意を促すことわざとも言えるでしょう。
19. Let him that would be happy for a day, go to the barber; for a week, marry a wife; for a month, buy him a new horse; for a year, build him a new house; for all his lifetime, be an honest man.
「幸せでいたいのが一日なら床屋へ行き、一週間なら結婚し、一か月なら馬を買い、一年なら家を建て、一生涯であるならば正直な人間でありなさい」
本当の幸せとは何かを教えてくれる格言と言えることわざですね。本質的な幸福とは、物や環境に関するものではなく、自分の心のあり方に起因するものなのでしょう。
勇気をくれることわざ
20. A horse may stumble though he has four legs.
「足を四本も持つ馬でさえ、つまずくことがある」
日本で言う「猿も木から落ちる」と同じ意味で、どれだけの達人であっても失敗することはあるというニュアンスを持つことわざですね。失敗を悔やんでいる時に励ましてくれる表現でしょう。
21. Every cloud has a silver lining.
「どのような雲でも、銀の裏地がついているものだ」
このことわざは「どんな絶望の中にいても、その先には必ず希望はある」という意味として使われます。諦めかけているときにもう一度立ち上がる勇気をくれる表現ですね。
22. It’s never too late to be who you might have been.
「なりたい自分になるのに遅すぎることはない」
いくつになっても新しい事に挑戦し続けることを後押ししてくれることわざですね。日本にも「今日がこれからの人生で一番若い日」というフレーズがありますが、それと同じニュアンスと言えるでしょう。
23. You’ll never find a rainbow if you’re looking down.
「下を向いていては、虹を見つけることはできない」
この表現は「前向きに捉えることで初めて見えるものがある」という意味です。ネガティブに考えるのをやめて、うつむいていた顔を上げるだけでも、新しい景色が見えてくることがありますよね。
24. A wise man will make more opportunities than he finds.
「本当に賢い者はチャンスを見つけようとせずに、自らつくり出すものだ」
「良い事がない」「環境が悪い」と言愚痴ばかり言って行動しない人のお尻を叩くことわざです。人生が上手くいかない事を他人や社会のせいにしても、何も始まりませんからね。
25. One of these days is none of these days.
「『いつの日か』という日は『一生来ない日』だ」
何をするにおいても「いつか」「そのうち」と言って、実行を未来に先延ばしにする愚かさを注意する言葉ですね。日本にも「明日やろうは馬鹿やろう」という表現がありますが、足早に過ぎ去るかけがえのない「いまここ」を大切にしたいものですね。
まとめ
さて、ここまで25個のイギリス特有のことわざを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
今の自分にピッタリの言葉や、今後の人生で役立ちそうな表現がたくさんありませんでしたか?
ちなみに、イギリスには「A proverb is an ornament to language.」ということわざもあり、これは、「ことわざとは言葉の装飾品である」という意味になります。
ということ、皆さんもこのことわざにならい、今回紹介した表現の中で深く共感したものがあれば、是非その言葉を胸にこれからの人生をより良いものにしていただければと思います!
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