世界各国に、それぞれの国独自のことわざがありますが、スペインにも古くから現地で愛されてきたことわざがたくさんあるのです。
その中には、スペインらしさを感じることわざもあれば、成功哲学のような意味深いことわざもたくさんあります。
ということで、今回は、知れば思わず日常で使ってみたくなるようなスペインのことわざを、厳選して紹介致します!
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例えが面白いことわざ
・「豚にマーガレットの花束を与える」
Echar margaritas a los cerdos.
日本のことわざで言う「豚に真珠」と同じ意味になり、値打ちの分からないものに価値のあるものを与えても無駄になるという意味ですね。
・「蜂蜜はロバの口に合わない」
La miel no se hizo para el hocico del asno.
こちらも先ほどのことわざと同じく「豚に真珠」と同じ意味で使われる表現になります。
・「自分の家の蜂蜜が最も甘い」
La miel de mi casa es la más dulce.
いわゆる「手前味噌」と同じ意味に当たる表現で、自画自賛しているシーンで使えますね。
・ローマ王の話をしていると扉の前に現れる
Hablando del rey de Roma, por la puerta asoma.
その人を話題にしていると当の本人が偶然表れる様子を指した表現で、「噂をすれば影」という日本語表現と同じニュアンスでしょう。
・「重りを括りつけた足で歩く」
Andar con pies de plomo.
日本における「石橋を叩いて渡る」ということわざに該当する表現で、慎重すぎて物事が前に進まない様子を表しています。
・「眠る海老は流されてしまう」
Camarón que se duerme, se lo lleva la corriente.
少し注意を怠っただけでもそれにより思わぬ失敗をするものであるという意味で使われ、「油断大敵」と同様のニュアンスと言えるでしょう。
・「飼育しているカラスに目を引き抜ぬかれる」
Cría cuervos y te sacarán los ojos.
「飼い犬に手を噛まれる」と同じ意味で、愛着を持っていたり親身にお世話をしている相手から裏切られてしまうということを表しています。
・「本当に有能な紳士はお金だ」
Poderoso caballero es don Dinero.
この世はお金が最も大事であるという意味の「地獄の沙汰も次第」と同じ意味を持つことわざです。
・「砂漠で説教」
Predicas en el desierto.
全くもって手ごたえないこと・張り合いがなく無駄なことのたとえで、日本のことわざで言う「糠に釘」や「暖簾に腕押し」と同じ意味になります。
・「水車を通り過ぎた水で水車は回らない」
Agua pasada, no mueve molino.
「覆水盆に帰らず」ということわざが日本にもありますが、流れ去った水は二度と戻ってこないというたとえから、一度終わったことは元に戻せないという意味で使います。
元気・勇気をもらえることわざ
・「危険を冒さなければ川を渡れない」
Quien no se arriesga no pasa el río.
日本語で言う「虎穴に入らずんば虎児を得ず」と同じニュアンスで、大きな成果を得るためにはそれ相応のリスクを犯す必要があるという意味で、新しい事に挑戦する勇気をくれることわざですね。
・「雷雨の後には平穏がやってくる」
Después de la tempestad viene la calma.
日本で言う「待てば海路の日和あり」と同様に、慌てたりせずに根気よく待ち続けることで光が見えてくるという意味を持つことわざで、苦しい状況に立たされ諦めそうなときに前向きな気持ちにしてくれる表現と言えるでしょう。
・「怒っている人は、にんにくでも食べたのであろう」
Der Böse hat wahrscheinlich auch Knoblauch gegessen.
怒っているのはその人の問題なのだから気にする必要はないという意味合いで使われ、そのような相手に対するモヤッとした気持ちをすっきりさせてくれる言葉ですね。
・「悪い時こそ良い顔をしなさい」
Al mal tiempo, buena cara.
日本で言う「笑う門には福きたる」に当てはまることわざで、ネガティブな感情が連鎖してしまいそうなときにそれを防ぎパッと明るい気持ちになれる表現と言えるでしょう。
・「一つの扉が閉じたとしても、その後は別の扉が開くものだ」
Cuando una puerta se cierra, otra se abre.
「捨てる神あれば拾う神あり」という日本語もありますが、苦しい状況を打開する可能性は必ず存在しているという意味合いで、困難が立ちふさがるときに歩き続けることを後押ししてくれることわざですね。
人間関係・恋愛に関することわざ
・「危機な状況でこそ本当の友が分かる」
En el peligro se conoce al amigo.
自分が窮地に陥ったときに、突き放すことなく手を差し伸べてくれる人こそが親友であるという意味ですね。
・「あなたと一緒なら、パンとタマネギだけでも構わない」
Contigo pan y cebolla.
愛する人と共に人生を歩めるのであれば、食料がパンとタマネギしかないような貧しい日々でも我慢ができるという意味になります。
・「恋の病は医者には治せない」
El mal de amor no lo cura el doctor.
日本でも「恋は盲目」と言うように、恋愛中は周りが見えなくなりがちであり、それは医者や薬でも元に戻せない厄介な病のようなものだという比喩表現です。
・「焦って結婚すると、後でゆっくりと後悔する」
Casarse deprisa es arrepentirse despacio.
自分の年齢や環境に不安を覚えて、相手を吟味することなく慌てて結婚することへの注意喚起をすることわざと言えるでしょう。
・「壊れた鍋に欠けたフタ」
Nunca falta un roto para un descosido.
どんな人であっても、必ずお似合いのパートナーが存在するという意味で使われます。
人生・生き方のことわざ
・「キャベツとキャベツの間にレタス」
Salat zwischen Kohl und Kohl.
常に同じ事を続けるのではなく、たまには気分を変えて違う事をしてみることを勧めていることわざで、いわゆる「押してもダメなら引いてみろ」に似たニュアンスを持っています。
・「早起きをすれば神が助けてくれる」
A quien madruga, Dios le ayuda.
日本にも「早起きは三文の徳」ということわざがありますが、それと同様に早起きをすると良いことがあるという教訓を伝えている表現です。
・「生まれたときから曲がっている木は、決してまっすぐ育たない」
Árbol que nace torcido, jamás su tronco endereza.
何事も早め早めに処理することで大きな災いはならないという戒めで、逆に言えばどんなことでも最初が肝心であるという意味合いでも使われます。
・「手の中にいる一羽の鳥は、飛んでいる百羽よりも価値がある」
Más vale pájaro en mano que cien volando.
不確実な理想より確実な現実の方を大切にしなさいという格言で、日本で言う「足るを知る」と同じ様な意味で、目の前にある当たり前のものや身近なものへの感謝を促すことわざと言えるでしょう。
まとめ
さて、ここまで各テーマに分け厳選したスペインで使われることわざを紹介させていただきましたが、いかだでしたか?
もし、今回出会ったことわざの中で素敵だなと思えたものがあれば、是非その表現を皆さんの人生に上手に活かしていただければと思います!
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