普段の生活でも比較的よく耳にする「心機一転」という表現ですが、その正しい意味はご存じでしょうか?
実際、その意味を誤解していたり、使う場面を間違えているケースも意外と多いので、例文や類語も参考にしつつ、楽しみながら理解できるようにご紹介致します!
心機一転の意味
それでは早速、「心機一転」の意味から見ていきましょう。
「心機一転」の意味とは、「ある事をきっかけに気持ちが良い方向へ向く」という意味になります。
これをもう少し別の言葉で言えば、「何かしらの出来事が引き金となり、気分が良くなる」とも言い換えられますね。
つまり、とある事柄が原因でそれまでの気持ちが一転しポジティブな感情になるような状況で、「心機一転」といいう表現を用いることができるということです。
とはいえ、「心機一転」は必ずしも、落ち込んでいたり悩んでいたりしている時にだけ使う訳ではないのも大切なポイントです。
つまり、ネガティブにはなっていないけれど、単純に自分を変えたいと思っている場合にも、使うことができるということになります。
なお、このような状況に当てはまる具体的な状況は、実際の例文を見ると分かりやすいので、後程まとめて紹介させていただきますね。
また、「心機一転」という四字熟語は、前後半分ずつの熟語の意味を紐解くことで、その意味がより深く理解できる側面があります。
まず、前半部分の「心機」とは、「心の働き」や「心の動き」を意味している言葉です。
次に、後半部分の「一転」とは、「すっかり変わること」や「がらりと変えること」という意味合いになります。
つまり、直訳すると「心の動き」が「がらりと変わる」という意味になり、そこから派生して「とある機会を境に、気持ちが大きく変化すること」を表す表現として使われるようになったということですね。
ちなみに、まれにですが、音の響きやなんとなくのニュアンスから「新規一転」や「心気一転」と書くと誤解されている方もいるので、この点はご注意ください。
さて、ということで、ここまでで「心機一転」の意味がおおむね理解できた後は、続いてはこの言葉を完全にマスターするために、例文を見てみましょう!
ここまでの説明を聞いた皆さんは、どのような例文が思いつきますか?
心機一転の例文
「心機一転」という表現は、下記例文のような形で使う事ができます。
- 例文1.私は「心機一転」する為、長期休みを使い海外一人旅へ出かけた。
- 例文2.「心機一転」しようと転職をした事で、人生の流れが変わった。
- 例文3.「心機一転」を図るにはきっかけが必要だから、何か行動しよう。
- 例文4.今日で30歳になったから「心機一転」新しい趣味でも始めよう。
- 例文5.多くの葛藤を乗り越えたことで「心機一転」がんばる事ができた。
ご覧いただいたように、、基本的には「心機一転」することで、ネガティブな状態がポジティブに変わる際に使われるケースが圧倒的に多いですね。
一方で、例文4のように、必ずしも悪い状況にない場合で、たとえば何かの節目を境に変化を求めるようなシーンでも「心機一転」を用いることもあります。
ただし、「心機一転して落ち込む」や「心機一転し悲しくなる」といった、気持ちが負の方向へ転換するような意味では使わないので、この点は注意が必要ですね。
さて、ということで、例文を見て具体的な使い方が分かったところで、続いては実際の会話例を通して、自分自身で「心機一転」という言葉を使うイメージを養ってみましょう!
皆さんも、下記の会話例のパンダさんになりきり、〇の部分に入る言葉を考えてみてくださいね。
心機一転の会話例
仲良しのパンダさんとヒツジさんが、仕事終わりに飲み屋に来ています。
パン子ちゃんにフラれて、僕の人生は終わりだ…。
そんなこと言わずに元気だしなよ!今後もっと良い出会いがあるかもよ!
そうだね!女子なんて月の数ほどいるもんね!「心機一転」がんばるよ!
それを言うなら「〇の数」ね。むしろ「月」だと真逆の意味になるから(笑)
いかがでしょうか?どんな言葉が入りましたか?
この〇に入る言葉は、『星』が正解ですね(笑)
ちなみにこのネタは、私が好きなお笑いコンビから拝借させて頂きました(笑)
さて、ということで、パンダさん達のやり取りを見て「心機一転」という表現を実際に使うイメージがついたところで、続いてはその類語を知ることで、この言葉の輪郭をより鮮明にしていきましょう!
皆さんも、パッと思いつく類語がありませんか?
心機一転の類語
「心機一転」には、下記のような類語が存在します。
- 1.「気分一新」
- 気持ちを全く新しくする、という意味を持つ類語です
- 2.「気持ちも新たに」
- 気持ちをがらりと変える、という意味合いを持つ言葉ですね
- 3.「気を取り直す」
- 落ち込んでいる気持ちを元の状態に戻すという表現になります
なお、「心機一転」には対義語はありません。
したがって、ポジティブがネガティブに変わるような「心機一転」とは逆の状況を表現したいしたいときは、「心機一転とは逆に」「心機一転とはいかずに」といった形で使用すると良いでしょう。
いずれにしろ、人生においてはなるべく「心機一転できた」という本来の前向きな意味合いで言葉にしたいものですね(笑)
さて、ここまで来たら「心機一転」の完全制覇まであと一歩です!
極めつけとして「心機一転」の「英語訳」も知る事で、この表現のキャラを完璧に掴んでしまいましょう!
皆さんも、自分が知っている英語で思い付く表現がありませんか?
心機一転の英語訳
英語で「心機一転」を表現するとしたら、下記のような例が適切でしょう。
1.make a fresh start
再出発する・やり直すという意味の表現ですね
2.turn over a new leaf
心を入れ替える・再出発する・心機一転するという意味合いを持ちます。
ご覧のようにそれほど難しい単語は使われていないので、英語に詳しくなくても「一心同体」の持つキャラクターのイメージは、何となく捉えられたのではないでしょうか。
さて、それでは最後に「まとめ」でおさらいをし、この四字熟語を完全にマスターしましょう!
なお、まとめの最後には、皆さんの役に立つちょっとしたオトク情報もプレゼントしてますよ♪
まとめ
いかがでしたか?「心機一転」の意味はしっかり理解できたでしょうか?
本文でも触れましたが、「心機一転」は基本的に、ネガティブな感情がポジティブに変化する際に使う言葉でしたが、実際の生活でも常にフレッシュな気持ちに切り替えながら、前向きに人生を歩めるようになりたいものですね!
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