日本にはとてもたくさんの四字熟語が存在しますが、その中でも大多数の日本人がネット検索しているものはどのような四字熟語なのでしょうか?
逆に言えば、それだけたくさんの人に調べられているという事は、老若男女問わず多くの日本人が実は正しい意味を理解できていないという事でもありそうですね。
また、そのような要注意の四字熟語の意味や言葉の由来を再確認することは、その後の自己表現の幅が広がるだけでなく、何気ない会話中などふとしたタイミングで豆知識としても活躍してくれることでしょう。
ということで、早速、Googleでも最もたくさん検索されている四字熟語をトップ10形式で紹介させていただきます!
なお、最後のまとめには、皆さんの役に立つちょっとしたオトク情報もプレゼントしてますよ♪
第10位「大義名分」
【意味】行動の正当性を裏付けする根拠となるもの
【語源】中国春秋時代の哲学者「孔子(こうし)」の教えである「儒教」の文章に由来
【例文】「正義という名の大義名分を手にした政府はやりたい放題だ」
【類語】口実、名目、建前、詭弁(きべん)、錦の御旗(にしきのみはた)
大義名分という表現自体は耳にする機会はとても多いですが、改めて自分で使おうとすると意味があいまいな理解である事に気づき、そこからネットで意味を再度調べる人が多いのでしょう。
【この機会に改めて大義名分の意味を再確認したい方はこちらからどうぞ!】
第9位「馬耳東風」
【意味】他者からの助言や忠告などを聞き流し無視すること
【語源】中国唐時代の詩人「李白」の詩に由来し、東風=春風という意味
【例文】「頭の固い彼には何を言っても馬耳東風だよ」
【類語】呼牛呼馬(こぎゅうこば)、対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)、付和雷同(ふわらいどう)
この表現は意外にも日常で登場する機会が少なくない上に、馬耳東風と似た意味を持つ「馬の耳に念仏」ということわざと混同してしまう為に、多くの方がその意味を検索して再確認するのですね。
【「馬耳東風」と「馬の耳に念仏」の違いがあいまいな方はこちらから確認しておきましょう!】
第8位「支離滅裂」
【意味】物事や話の内容に一貫性・統一感がないこと
【語源】「支離」=「細かく分かれること」、「滅裂」=「一貫性が全く無いこと」
【例文】「結婚式のスピーチでテンパった私は支離滅裂な発言をしてしまった」
【類語】滅茶苦茶、頓珍漢(とんちんかん)、しどろもどろ
この四字熟語は普段の生活においても登場頻度が高い為なんとなくのニュアンスは理解していても、改めて正しい意味を聞かれると上手く答えられないという方が多いことが、ランクインした理由と言えそうです。
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第7位「一朝一夕」
【意味】非常にわずかな時間
【語源】古代中国の書物「易経」に出てくるとある例え話
【例文】「本当の友情というものは一朝一夕で育まれるものではない」
【類語】即刻、一足飛びに、朝飯前
この四字熟語の語源と言われている例え話は、「親と子」であったり「上司と部下」といった私達にとって身近な関係性にまつわる逸話が事例になっているので、学んでみると非常に参考になります。
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第6位「臨機応変」
【意味】そのときどきの状況に応じて、柔軟性を発揮し適切に処理すること
【語源】中国の歴史書「南史(なんし)」に出てくるとある戦いにおける逸話
【例文】「彼女の臨機応変さのおかげで思わぬトラブルを切り抜けられた」
【類語】当意即妙(とういそくみょう)、融通無碍(ゆうずうむげ)
臨機応変に関しては単純に意味を知りたいというだけではなく、臨機応変に対応するにはどうしたら良いのかのヒントが欲しくて検索する人がとても多いことが、この四字熟語が第六位にランクインしたポイントと言えるでしょう。
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第5位「大器晩成」
【意味】本当に偉大な人間性が出来上がるまでには多くの時間を要する
【語源】中国の哲学者「老子」の書いた「道徳経」に出てくる例え話が由来
【例文】「長年の努力が晩年に実り死の直前になって世間から評価された彼はまさに大器晩成だ」
【類語】未完の大器、遅咲き、スロースターター
この四字熟語の意味を詳しく解説した記事では、大器晩成と言われる人の特徴や有名人も紹介しており、そういった事柄も知りたくて皆さん検索するのでしょうね。
【大器晩成の意味や、大器晩成型の特徴・偉人を確認したい方はこちらからどうぞ!】
第4位「八方美人」
【意味】相手に応じて態度をコロコロ変え、誰にでも良い顔をする人
【語源】「八方」=「あらゆる方向へ」、「美人」=「その人にとって喜ばしい人」
【例文】「昔から八方美人な彼女には、心から信頼できる友人が一人もいない」
【類語】日和見(ひよりみ)、二心を持つ(ふたごころをもつ)、事なかれ主義、内股膏薬(うちまたごうやく)
この四字熟語に関しては正しい意味を調べるというよりも、八方美人と言われる人物の特徴を知りたい人や、八方美人をやめたいという人がその方法を調べることが、検索ボリューム第四位に輝いた所以なのでしょう。
【八方美人の特徴やメリットデメリット、八方美人のやめ方が気になる方はこちらから!】
第3位「本末転倒」
【意味】一番重要なことと、それ以外の取るに足らないことを取り違えてしまうこと
【語源】仏教のお寺同士の力関係にまつわる、とある歴史が由来
【例文】「健康のためにと思い始めたテニスで怪我をして入院するとは本末転倒だ」
【類語】冠履転倒(かんりてんとう)、捨根注枝(しゃこんちゅうし)、釈根灌枝(しゃくこんかんし)、舎本逐末(しゃほんちくまつ)
この四字熟語は単純に日常会話において使う機会が圧倒的に多いことが第三位に輝いた理由と言えるでしょう。なお、本末転倒の語源は、日本人であれば誰でも「へぇ~」と唸ってしまうような仏教にまつわる面白い歴史が由来になっているので、この機会に是非学んでみてくださいね。
【日本人必見の、本末転倒の語源となった仏教の歴史上のとある逸話はこちらから確認!】
第2位「以心伝心」
【意味】言葉で伝えずとも、互いに相手の気持ちや言いたいことが正しく伝わること
【語源】仏教において師から弟子へと伝えるとある奥義が由来
【例文】「幼馴染で小さい頃からずっと一緒にいた我々は今でも以心伝心だ」
【類語】拈華微笑(ねんげみしょう)、つうと言えばかあ、シンクロする
この表現は、意味の確認の為に検索するだけでなく、様々なミュージシャンの曲名や飲食店の店名などにも使われていることが第二位の座を勝ち取った理由にありそうです。なお、以心伝心の由来も知ると豆知識としてどこかで役立つ内容なので、せっかくなのでこの機会に一度触れておくと良いと思います。
【以心伝心の詳しい意味や、知って得する語源についてはこちらからどうぞ!】
第1位「一期一会」
【意味】人生において、たった一度きりの機会である
【語源】「わび茶」を完成させた茶聖「千利休」のとある思想が由来
【例文】「一期一会という言葉を忘れずに、これからも出会う人には親切にしたい」
【類語】千載一遇、一世一代、袖振り合うも多生の縁
文句なしで第一位にピッタリの四字熟語と言えるではないでしょうか。企業のスローガンや個人の座右の銘にも使われるほど「一期一会」というのは人気のある表現であり、「縁」というものを非常に大切にする日本人の気質が、この結果に表れているように思います。なお、一期一会に関する語源もとても興味深い内容なので、この機会に是非知っておいて下さいね。
【日本人に一番人気の四字熟語「一期一会」についてもっと詳しく知りたい方はこちらから!】
まとめ
さて、Googleで最も多く検索される四字熟語トップ10をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を通して意味や使い方を再度の深堀りできた四字熟語があれば、ぜひ今後のコミュニケーションでもその表現を積極的に使ってあげて下さいね!
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